「FydeOS」とは何者か。実際にインストールしてみた
ChromeOS。ChromeOSはCMで一度は見たことがあるだろう、Googleが作ったOSだ。
そのChromeOSを触ってみたいと思ったことはあるだろうか。一応、ChromeOS Flexという形でChromeOSは触ることができる。だが、Google Playが無かったりと完全なChromeOSではない。
Google PlayのついたChromeOSが触ってみたい。けど、Chromebookを買わないといけない…そんな悩みを解決してくれるのが、FydeOSだ。今回は中華ChromeOS、「FydeOS」について解説していく。
FydeOSとは
FydeOSは、Fyde innovationsが開発し、ChromiumOSからフォークしたLinuxベースのOS。中国人学生向けにビルドされたChromiumOSの一種。(ウィキペディア参照)
である。そう、中身はChromiumOSなのだ。ChromiumOSといってもChromeOSとほとんど変わらない。ブラウザがChromiumなことぐらいだ。
次はFydeOSの目玉機能であるGoogle Playについて解説する。
タダでGoogle Playが使える
FydeOSはなんといってもChromebookを買わなくても、Google Playが使える点だ。
ChromeOSと同じようにAndroidアプリをインストールできる。
ChromeOSと同じようにウィンドウとして立ち上がる。
このようにスマホのように縦長表示にしたり、フォルダブルスマホのように表示したり、タブレットのように横長に表示したりと、自由度が高い。
アプリの動作について
これだけ便利なFydeOSだが、ある程度の数でインストールできないアプリや動作しないアプリがある。
例えばどうぶつの森ポケットキャンプ
このようにインストールできない
またウマ娘は起動しても固まってタイトル画面すら行かない。
PCの個体差や相性問題の可能性もあるが、一例として記しておく。
Antutuベンチマーク
私が1番気になった。さて、antutuはどれだけのスコアを出してくるのか。
私のPCはLZ550HSというIvy Bridgeの省電力版i5を積んだ結構古いPCである。
結果は30万点だった。2万円台の中華タブレット並の性能。やはりantutuだと分かりやすい。
とまぁこのようにantutuも動く。FydeOSを入れてみた人は試してほしい。
ChromeOSとの違い
唯一ChromeOSにあってFydeOSには無い機能がある。
写真を同期したり、簡単にテザリングしたり、Chromeタブの同期などAndroidスマホを持っている人には便利な機能だ。
だが、FydeOSにはそのような項目が無い。
そんなに困ることは無いが、少し残念だと思った。
また、FydeOSの概要についてのところで説明した通り、ブラウザがChromeではなくChromiumになっている。
【まとめ】軽い作業程度なら難なくこなせる
今回はFydeOSについて解説した。ブラウザを使った作業や、アプリをマルチタスクしたい人におすすめできるOSだ。
また、アプリがウィンドウとして表示されるのは面白いし、私がChromebookが欲しいと思った理由の一つでもある。
Chromebookを買う前に一度いらないPCで試してみてはいかがだろうか。
以下にダウンロードリンクを貼り付けておく。
やり方は32GB程度のSDカードやUSBメモリを用意してFydeOSをダウンロード、rufusでイメージファイルを焼いて、対象のPCをUSBメモリからのブートに変更、FydeOSが立ち上がったら手順に沿ってインストール、セットアップしていく。